帝王切開で出産、入院〜その②〜

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3.コロナ禍での入院

さてみなさんもお気づきかと思いますが、ひなたんの妊娠・出産はコロナ禍での出来事でした。

妊娠期間はできるだけ家で過ごすようにしていましたが、ここでは出産後の入院期間について書いていきます。

まず、自然分娩であっても、感染予防のために、立ち会い出産はほぼ出来ないということは覚悟していました。

ですが、ひなたん誕生は帝王切開手術だったため、こちらは当然家族の立ち合いはありません。

前の記事を読んでもらえたらわかりますが、手術直前と手術直後に数分間、二言三言交わすことができる程度の面会しか出来ませんでした。

しかも手術後はそのまま入院となり、入院中は面会厳禁でした。ひなたんママは9日間入院でした。

4人部屋でしたが、感染予防の観点からカーテンは常に閉めたまま。お互いの顔も見たことない人たちと、気配と声だけを感じながらの生活でした。

面会厳禁なので誰も訪ねてくる人もいないし、毎日、担当の看護師さんと配膳してくれる係の人くらいしか話す相手がいませんでした。

入院に必要な荷物ですが、自宅に準備してあったのでそれをひなたんパパに持ってきてもらいました。荷物の受け渡しでも面会はNGだったので、荷物をナースステーションに預けてもらい、それを看護師さんを通して病室まで届けてもらいました。結局、ひなたんパパには退院の日まで会えませんでした。それまではずっとLINEでのやりとりだけ。正直、ひなたんパパと付き合ってからこんなに長い間会わなかったのは初めてだなーと思いました。

ところで、ひなたんは予定より少し早く生まれてきたために、少し入院する必要がありました。結論から言えば、ひなたんの入院期間は12日間。ひなたんママよりも3日遅れての退院でした。

ひなたんパパは、ひなたんが生まれた直後に30秒ほど面会できた(というか運ばれていくところを見ただけ)らしいのですが、その後は退院するまで一切会えていませんでした。

コロナ禍での入院は、家族が離れ離れになってしまって本当に寂しいものでした。

4.術後の経過

ひなたんママの入院生活は、ただ寂しいだけではありませんでした。

そう、帝王切開とは手術なので、当然その痛みがやってくるのです…。

手術直後(16時過ぎ頃)は麻酔が効いていて何も感じないまま病室に運ばれてきたのですが、だんだんと麻酔が引いてきます。はじめは、麻痺していた左脚がわずかに動かせるようになったくらいでした。その後、右脚も少し動くようになり、じわじわとお腹のあたりが痛いことに気付き始めました。そして何より、お腹が空いて喉が渇いた…。頭が痛い…。

書いていませんでしたが、手術前に繋がれた点滴はこの時もまだ繋がったまま。両手に点滴。脚には血栓症防止のための機械が繋がれています。尿道の管も入ったまま。さらに左腕には、30分ごとに血圧を測定する機械が取り付けられていました。

つまり、ベッドから動くなんて全く出来ない状態です。

もしこの時の自分を客観的に見ることが出来たら、相当な重症患者のような見た目だったのだろうと思います。

数十分ごとに、看護師さんがやってきて、何やら機械の様子を見たり、点滴を取り替えたりしてくれました。その時に「いつから水が飲めますか?」と聞くと、「20時になったら飲めるから、もう少し頑張ってね」と言われました。水が飲めないってこんなにきついんだなと思いました。

そして待望の20時になった時、看護師さんがやってきて水を飲んでいいよと言ってくれたのですが、ここでまた困難があります。

お腹の手術をしたため、身体を起こすことが出来ないので横になったまま水を飲まなくてはいけません。横になったまま飲むってこんなに難しいんだなと思いました。

ああ、水が美味しいなあ、と素直に感動しました。

ここで、帝王切開をされる方に注意があります!

横になったまま水を飲む時、くれぐれもむせないように気をつけて下さい。

なぜか…

むせると、咳をしますよね。

普段ならむせた時、咳をコホコホして解消するのですが、帝王切開後は咳き込むことが出来ません…

出来ないと言うより、咳き込もうとお腹に力を入れた瞬間に激痛が走り、苦しむことになるからです。

気管に入った水分を早く出したい、苦しい、でも咳をするとお腹が激痛…。控え目に言って地獄です。

くれぐれもお気をつけて…。

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